SEKIGAHARA|Antoliniの特徴の一つは「展開磨き」という板の仕上方法です。
石の板材を制作する場合の工程は
①丁場(石切り場)で石のブロックを採掘
②ブロックを一度に板状に切断
③切断された板材の表面を仕上げる となります。
一般的な石材は③の表面仕上げの際は片側を正面として設定し、常に同じ面を仕上げることで板材を作っていきます(一方方向)
こうすることで板材はすべて同じ方向に模様が流れ均一な面を表現することが可能となります。
一方で「展開磨き」という手法は板を一枚ごとにひっくり返し、仕上げを施す面を表問う裏、交互に仕上げていくことで板材を作っていきます。
展開磨きの場合は模様が一枚ごとに左右反転して仕上がってくるため、本を開く様を表現して「ブックマッチ」とも呼ばれる模様を表現することがかのうとなります。
特にSEKIGAHARA|Antoliniでストックする材料の多くは「展開磨き」を行っており、展開模様でのデザインをお勧めしているものとなります。
スラブを2枚並べた様子
2枚をトリミングして模様を繋げた様子
4枚をトリミングして模様を繋げた様子1
4枚をトリミングして模様を繋げた様子2
このように、一方に模様を流すのではなく、開くように模様を展開することでデザインすることが可能で、縦、横、どのようにでも模様を繋げていくことが可能です。
どの石の、どの場所をトリミングするか、実物の板で検証を行い、制作するもののイメージがそのまま現実の空間に表現することができることもSEKIGAHARA|Antoliniだからこその価値です。
数多ある石材からもっとも適した一枚を選び、その模様までコントロールすることができる。
SEKIGAHARA|Antoliniはあなたがギャラリーへ来訪されることをお待ちしています。
A001 インビジブルグレー 受付カウンター壁
Comments